
カタルーべの会で映画の話がよく出てきます。
それなら1本、ゆっくり、まったり鑑賞しましょう!ということで
スピンオフ企画「ムービーパラダイス」がスルっと始まりました。
記念すべき第一弾はスタジオジブリ 宮崎駿監督作品「風の谷のナウシカ」です。
わかっていましたが名作でした。
アンドレさんのウンチクも面白かったです。
『風の谷のナウシカ』の舞台がウクライナであるという話があります。これは無論、今回のロシアのウクライナ侵攻を予言して制作されたわけではありませんが、作品の持つ普遍性を改めて感じさせます。
宮崎駿監督は制作に際して第二次世界大戦末期の「独ソ戦」をイメージしていたと語っています。独ソ戦の主戦場がウクライナであり、毎日報道されているキエフやハリコフも激戦地でした。当時、ウクライナはソ連の一部であり、作品中の軍事大国「トルメキア王国」はドイツを表していると考えられます。
さらに、『風の谷のナウシカ』が公開された1984年の2年後の1986年、ウクライナのチェルノブイリで原発事故が発生し、広範な被害と長期的な影響を及ぼしました。有毒ガスを放つ「腐海」と呼ばれる菌類の森が人類を脅かしている世界が舞台となっていることから、アニメと史実が恐ろしく合致しています。
そして、「腐海(チュリック・デニズ)」という地名が実在します。クリミア半島とウクライナ内部のヘルソン州を繋ぐ部分にある湿地で、最深部で3メートルと浅く、水の流れが悪いため、夏に熱されると強いにおいを放ちます。また、この「腐海」や周辺の湖は季節によってピンク色に染まることがあり、幻想的な風景を生み出します。



